ぺんぎんらぼ

お笑いとマンガ好きなしょぼしょぼWeb系エンジニアの日記です。たまに絵を描きます。

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Eclipseで始めるJakarta EE 10プログラミング超入門 ② - Servletアプリケーションの作成

Jakarta EEのアプリを作ったことがなくても、JavaでWebアプリを作ったことがあるなら「サーブレット」という言葉が聞いたことがあると思います。
サーブレット」はJavaでWebアプリケーションを構築するうえで、基本的で低レベルな方式となります。

今回は、この「サーブレット」でWebアプリケーションを作成します。画面に文字列を表示するだけのアプリケーションです。
なんと、Javaクラスを1つ作成するだけなので、ぜひ、Jakarta EEによるServletアプリケーションを体験してみてください。

アプリケーションの作成

プロジェクトの用意

Jakarta EEのプロジェクトが必要です。以前の記事を参考にプロジェクトを用意してください。

penguinlabo.hatenablog.com

Webアプリケーションサーバの用意

eclipse上でWebアプリケーションサーバを立ち上げるための設定をします。
ほとんどのWebアプリケーションサーバはzipファイルを展開して、eclipse上にサーバ・ランタイムを登録するだけです。

サーブレットの作成

HelloServletクラスを作成します。適当なパッケージ配下に以下のJavaクラスを作成します。

import jakarta.servlet.annotation.WebServlet;
import jakarta.servlet.http.HttpServlet;
import jakarta.servlet.http.HttpServletRequest;
import jakarta.servlet.http.HttpServletResponse;

import java.io.IOException;

@WebServlet("/hello")
public class HelloServlet extends HttpServlet {

    @Override
    protected void doGet(HttpServletRequest request, HttpServletResponse response) throws IOException  {
        response.getOutputStream().print("Hello World");
    }
}

Servlet2.5まではweb.xmlサーブレットマッピングにURLとサーブレットの対応を定義する必要がありました。
Servlet3.0からはWebServletアノテーションサーブレット実装クラスにURLを定義できるようになりました。ここらへんはSpring Frameworkに近い感じですね。

アプリケーションの動作確認

作成したアプリケーションをWebアプリケーションサーバに追加して、Webアプリケーションサーバを起動します。

Webアプリケーションサーバによってポートが違ったり、プロジェクトによってコンテキストルートが変わったりしますが、ほとんどのケースでは以下のURLをWebブラウザで開けば、作成したServletアプリケーションが動作して結果が表示されます。

http://localhost:8080/プロジェクト名/hello

正しく動作していれば、以下のような画面が表示されます。