Gitを使うのは初めて。EclipseからGitを使うことになった。そんなあなたのためのEclipseでGit超入門です。
難しいことは説明せず、必要なことだけを解りやすく説明していきます。
Gitへ変更を登録する
「プッシュ」聞きなれない言葉が出てきました。プッシュとは、ほかのバージョン管理システムでいうところの「コミット」になります。
Gitでは、PCにコピーしたリポジトリに変更を登録することを「コミット」、PCにコピーしたリポジトリの変更をGitサーバのリポジトリに反映することを「プッシュ」と言います。
「コミット」+「プッシュ」で、変更がGitサーバに登録されることになります。
Gitへプッシュ
では、Eclipseのプロジェクト上で変更した内容をGitに登録します。
Gitに登録するためには「コミット」と「プッシュ」の2つの作業が必要ですが、Eclipseでは、この「コミット」と「プッシュ」をまとめて実行する方法が用意されています。
Eclipseから「コミット」+「プッシュ」
プロジェクトで右クリックし、メニューの[チーム]-[コミット...]を選択します。
Gitステージングビューが表示されます。
今回は以下の4つのファイルを変更しています。
- InterceptorConfig.java (追加)
- application.properties (変更)
- build.gradle (変更)
- README.md (削除)
それぞれのファイルのアイコンに注目してください。
- 追加したファイルのアイコンは右下に「?」マークがついています。
- 変更したファイルのアイコンは右下に「*」マークがついています。
- 削除したファイルのアイコンは右下に「X」マークがついています。
アイコンを見ることで、そのファイルが追加・変更・削除されたものであることがわかるようになっています。
次に、Gitステージングビューの左側「ステージされていない変更」と「ステージされた変更」に注目してください。
「ステージされていない変更」に追加、削除したファイルが、「ステージされた変更」に変更したファイルが表示されています。
「ステージされた変更」はGitに登録されますが、「ステージされていない変更」は登録されません。このままでは、追加、削除したファイルがGitに登録されません。
では、追加、削除したファイルを「ステージされた変更」に移動させて、Gitに登録しましょう。
❶ 「ステージされていない変更」のファイルをドラッグ&ドロップで「ステージされた変更」に移動
❷ コミット・メッセージを入力
❸ コミットおよびプッシュ...ボタンをクリック
プッシュ結果が表示されます。これで、Gitサーバに変更が登録されました。