漫画が好きだ。
通勤電車の中で、寝る前の布団の中で、Webマンガ。
気になる漫画があれば漫喫にダッシュ。
全巻一気読み。
いつの間にか日が暮れている。
ふと、ここ半年くらいに読んだ作品を数えたら、20ちょっとくらいになっていた。
その中で『面白かったランキング ベスト10』をまとめた。
1. キングダム
まさに少年漫画の王道。
歴史×バトルの情熱系マンガ。
最近進撃の巨人人気のせいか、
グロいサバイバル系マンガが多いし、実際人気を博している。
そんな中、圧倒的な王道でゆく、圧倒的に面白いマンガ。
作者の原先生は、あのバガボンドやスラダンで有名な井上雄彦先生の元アシ(4カ月)らしい。
井上先生が原先生に主人公の瞳を大きくしろとアドバイスした逸話は有名。
2. 彼岸島(ひがんじま)
こわい、こわすぎる。
しかし、同時に悶絶しそうなくらいおもしろい。
ホラー好きの人から紹介されたので、同族の方はハマること間違いなし。
作者の松本光司先生は読者の恐怖心をあおる構成力と作画力にこの上なく長けている。
ページをめくるたびにまさかの展開に凍り付きます。
初めて読んだ日、鬼が繭からふ化して追いかけられる悪夢を見た。泣
『彼岸島』自体は全33巻で終わり、今は『彼岸島 48日後』というタイトルで続編を連載中。
・・・最近は主人公以外のキャラを簡単に殺しすぎるきらいが。
3. 怨み屋本舗
絵は普通。
設定も、まぁ普通。
1話ごとに完結する読み切り系漫画。
いかにも古典的なタイプの作品なのに、めっちゃ面白い。
トラブルを抱えた一般人が登場
↓
一般人が主人公が運営する怨み屋本舗に依頼
↓
怨み屋さんが奇怪な行動に(この時読者は何のことかまだ分からない)
↓
トラブル解決!
↓
怨み屋さんの奇怪な行動のワケが分かる
↓
怨み屋さんのウィットに富んだ訓戒でシメる
※「怨み屋さん」を「ドラえもん」に、「依頼人」を「のび太」に置き換えると『ドラえもん』と全く同じパターンになる。笑
連載中も人気だったのだろう。
『怨み屋本舗』(全20巻)のほかに、『怨み屋本舗~巣来間風介~』(全6巻)、『怨み屋本舗~REBOOT~』(全13巻)、『怨み屋本舗~REVENGE~』(全11巻)、『怨み屋本舗~EVIL HEART~』と、ノーマルタイプ終了後も5シリーズ展開している。
4. 僕だけがいない街
ジャンルとしてはサイコミステリー。
設定が面白いので、1巻から最後までずっと面白い。
作者の三部けい先生は長らくジョジョの荒木先生のアシスタントをされていて、この作品でやっと芽が出た感じらしい。
つい2カ月前に最終巻が出たが、作者の境遇となぞらえたオチになっており、ほっこりした。
映画化おめでとう!
アニメ化おめでとう!
5. ナニワ金融道
「マンガ読破!EX」というマンガアプリで無料だったから期待しないで読んだが、完全に裏切られた。
金貸しに勤めるサラリーマンの成長物語。
「この顔で主人公・・・?!」というくらい特徴がないのだが、
読み進めるうちに愛着がわく。
同じサラリーマン系漫画『サラリーマン金太郎』の金ちゃんは、持ち前の才能とマンガ的な展開でどんどん出世してくのだけれど、ナニワの主人公灰原は本当の凡人。
頭は冴えるが、欲もかくし、ミスもするし、涙もろい。
そんな主人公が泥臭く頑張って少しずつ成長していくから、たぶん面白いのだろう。
在日朝鮮人の戦後の風景を描いた金畑社長のお話しが好き。
こちらもシリーズ的に本編が全19巻で、ほかに『新ナニワ金融道』(全20巻)、『新ナニワ金融道外伝』(全4巻)、『ナニワ銭道 ― もうひとつの「ナニワ金融道」』(全16巻)がある。
- 作者:青木雄二プロダクション
- 出版社/メーカー: CoMax
- 発売日: 2019/08/01
- メディア: Kindle版
- 作者:青木雄二プロダクション
- 出版社/メーカー: CoMax
- 発売日: 2016/05/26
- メディア: Kindle版
ナニワ銭道 第1集―もうひとつの「ナニワ金融道」 (TOKUMA FAVORITE COMICS)
- 作者:青木雄二プロダクション
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2011/04/25
- メディア: コミック
6. アイ アム ア ヒーロー
周知の通り、春に大泉洋さん主演で映画化されたアイアムアヒーロー。
ゾンビ系は苦手だったが、ゾンビ好きの友人に勧められ読み始めた。
一つ一つのコマの書き込みがすごい。
安アパートで恋人とおでん食べるまったりシーンから、
ゾンビに追われ、食われ、戦う危機迫るシーンまで、
本当に丁寧に仕事されてる。
主人公英雄くんもまた魅力的。
やさしくて、勇敢になりたい、ヘタレ中年。
大泉さんの配役は適役!
7. 自殺島
「自殺未遂者はその罪によって孤島にそのまま捨てられる」という法律がある日本で、
自殺未遂を犯して自殺島に送られた主人公が、
自給自足生活して組織生活を営んだりして、人間的に成長したりして、対抗勢力と戦争したりするお話し。
2016年6月時点(14巻)では、サワダ勢力との戦争がはじまり、目が離せない状態。
8. 重版出来(じゅうはんしゅったい)
ドラマ化が決定してから気になって読み始めた。
本が好きな人々、自分の仕事に誇りを持っている人の想いをうまく描いていて、まさに心のビタミン的な漫画。
本好きな人ならば心打たれるところがあるはず。
個人的には同じくマンガ制作の世界を描いたバクマンよりも、こちらが好み。
1巻にある興都館社長のエピソードが一番好き。
絵が雑なところがたまに傷。
9. 賭博覇王伝 零(とばくはおうでん ゼロ)
『カイジ』が、底辺に位置するダメ人間による、必死の逆転劇だとすると、
『零』は、天才が織りなす華麗なマジックショー。
とにかく主人公ゼロがかっこいい。
頭がいいし、人間的にもできていて、素晴らしい。
読者は圧倒的な爽快感を味わうことができる。
あと福本先生本といえば、ギャグ漫画『中間管理録トネガワ』も面白かった。
10. 世界鬼(せかいおに)
10選中唯一のWebマンガ。
「manga one(マンガワン)」というアプリで無料で読める。
まず絵の圧倒的など下手クソ性に引き込まれる。
ファンタスティック?というかぶっとんだ世界観に魅了される。
最後の方は完全に精神世界のお話しになる。
「世界観と絵のクレイジー感が唯一無二」と判断したので、10選入り。笑
・・・以上、これが10選である。
書いている途中で「あ、あれも面白かったな~~」と思い出した作品もあるのだが、
また別の機会に紹介できればと思う。