マツキの1社目は「ブラック企業」でした。 理由は、サービス残業の強制があったからです。
1.「ブラック企業=長時間労働」のみならず
よく、ブラック企業の特徴として「長時間労働」が挙げられますが、
これだけで「イコール、ブラック企業」ではない・・・と、マツキは考えています。。
「残業を強制しているのにその分の賃金を払わない。
つまり "サービス残業" を強制させる」のも、立派なブラック企業です。
2.残業代の出る長時間労働は許容範囲なら幸せ
「自分は先月260時間働いた!」と、どこか楽しげに愚痴るサラリーマン。
総労働時間260時間(月残業110時間)の場合、
1ヶ月の平日20日間で割ると、およそ1日13時間働くことになります。
「9時に出社したら夜の23時に会社出るってこと?きつくない??」
と思うかもしれませんが、
これくらいの場合、実は土曜も出社しているパターンなので、
1日の労働時間は約10時間(260÷25日※土曜を追加)。
「9時に出社して、夜8時には帰社。日曜日はお休み」。
なので、実はそこまでキツくなかったりします。
これくらいで月収47万
(基本給20万+時給2500円×110時間で残業代プラス27万)になるので、
むしろ労働者側にとっては幸せだったりします。
まぁさすがに総労働時間400時間(残業250時間。土日含めて毎日13時間労働。)レベルになると、体力的にはかなりキツイですが。。
(けどプロジェクトの炎上期間の1ヶ月だけ、頑張って月収85万くらいになる、頑張れなくもない)
3.地味なブラック企業は話題にならない
改めまして、
程よい残業代支給の長時間労働を課す企業ではなく、
残業代を支給しない企業が、
ブラック企業
だと言いたいです。
マツキが1社目に勤めていたブラックSIerでは、
残業代を出すか出さないかは部長の判断に任されており、
悲しくもマツキの部署は出ない部署でした。
(この辺については別の記事でまとめます)
さすがに80時間残業が数か月連続で続いたりすると残業代支給が検討されますが、
残業が60時間くらいなら検討さえされません。
なので、マツキはこの会社で月収20万で、毎月大体40〜60時間のサービス残業を当然のようにこなしていました。
朝9時に出社して8時に会社出ます。
当時は通勤ドアtoドアで1時間半。電車はラッシュで立ちっぱなし。。。
完全にブラック企業なんですが、
この感じのブラックはこの地味さゆえに、話題になりにくいんですよね。。。
- 年に1月だけ、+250時間働かせる会社
- 毎月40時間(年間480時間)、タダ働きさせる会社
前者はしんどさがすぐイメージできる。
後者は辛みがチリツモなのでイマイチ緊急性に欠ける。
仮にDVに例えるなら、
- 「ある日ひどい暴力を受けるDV」
- 「毎日小さなモラハラを受けるDV」
の2種類があった場合、後者かなと。
前者はそのインパクトや、内容の単純さからすぐに第三者に伝わりますが、
後者のよな「小さなしんどさの積み重ね」は、第三者に不遇さが伝わりにくいので、飲み会の席でのネタにもなりません。。
4. おわり
マツキは1社目がこのようなブラック企業でした。
このようなブラック企業で頑張っていても、飲み会の席でのネタにもならないので 何の得にもなりません。笑
次回は、このようなブラック企業を求人票から見分けるポイントをまとめたいと思います。
以上、ここまで読んでくださりありがとうございます!